情報を持ち歩ける携帯電話が欲しい

音楽も聴ける携帯電話PHSが流行っているらしい。 これらの端末は、メモリスティックやSDメモリカードといった外部
メモリを使っている。しかし、せっかくの大容量メモリが音楽デー タだけにしか使われていないというのはもったいない話だ。

外部メモリの使い道

もちろん「音楽データだけ」というのは言い過ぎで、外部メモリは 画像データや端末で受け取ったメールの保管場所としても使われている。
さらに、PCやプリンタなどとの連携も考えられているようだが、 端末内部から単に情報を移す手段としてしか位置づけられていない
のは、残念な限りである。

逆に、自分のPCにある情報を外部メモリに保存して、端末で見られ たらどうだろうか? 紙に印刷しなくても、PCで読んだメールや端末
では見られなかったWebページをそのまま外に持ち出せるようにな る。いざ情報を取り出そうとして、端末がネットワークにつながら
ない時でも、これなら安心できる。 単なるビューアーと割り切ってしまえば、PDAはおろかノートPCさ え持ち歩く必要がなくなるだろう。
外部メモリが使えるモバイルスキャナ(*)と組み合わせれば、雑誌 に載っていたうまそうな店の地図やチラシで見つけたお買い得品と
言った紙面上の情報も楽に持ち出せるかもしれない。
(*) かつてSCANSHOT(発表当初のニュース記事)というスマートメディ
アの使えるモバイルスキャナがあったが、残念ながら現在は製造中 止となってしまった。

部品性能やコストの問題で、今はまだこのような端末は実現できな いかもしれないが、もし作れるようになったならば、端末はこのよ
うにあって欲しいものである。

大型高精細画面と検索機能は必須

まずビューアーとして必要なのは、今より大型で高精細な画面であ る。いくら大型で見やすいといっても、PDA一体型では端末として
の魅力が薄れてしまう。電話はかけづらくなるし、手軽に持ち歩け なくなるからだ。 こんな端末の画面がより高精細になり、厚さも少し薄くなると 使いやすいだろう。
次に必要になるのは、やはり検索機能だろう。ファイル名やキーワー ド、日付、ファイル形式など、PCでの検索機能がそのまま使えれば
便利に違いない。

逆に、端末できちんと見られるようにするための、ファイル形式の 変換機能やテキストの整形機能は、PC側で済ませれば問題ないだろ
う。紙媒体との連携を目指すなら、スキャナ本体にOCRとキーワー ド抽出の機能があれば理想的だ。

使ってみたいと思わせる端末を

最近の携帯電話やPHSは、エンターテイメント性を強調した端末が 多くなっている。なぜかといえば、端末をファッションと捉える層
に対して、買い替えの大きな訴求力となるからであろう。また、コ ンテンツ・ビジネスも幅広い展開がしやすくなり、その結果、携帯
電話・PHSキャリアは潤うという構図も背景にある。

しかし、よりビジネス色の強い端末があってもいいのではないだろ うか?上に述べたような端末が実際のビジネスに直接役立つかどう
かはわからないが、これなら使ってみたいと思わせる端末を是非作っ て欲しいものである。