の週間ランキング によれば、先週1週間で発行されたメールマガジン総発行部数(電子メールを使って発信された数)は 34,351,189部。 このサイトだけでも日本のインターネット利用者全員に毎週1通以上届けている計算になる。 個別のメルマガを見ると、発行部数が1万を超えるものが200近くあり、1位ともなると堂々10万を超える。
一方、雑誌の発行部数 はどのぐらいかと言えば、ミリオンセラーは「週刊ポスト」「NHKきょうの料理」「会社四季報」「JR時刻表」 といったぐらいで数万から数十万部の範囲の雑誌がほとんど。 いまやメルマガの情報発信能力はあなどれない。
メルマガでの目標発行部数
は、1,000部以上だとよく言われる。 チラシのようにとにかくより多くの人に蒔いて、 誰かしらにどこか気に止まってもらわないと意味がない。 しかしながら、雑誌の印刷と違い、1部からでも発行できるので、 始めてしまってから送付希望者を集めていけばいいのだ。 それにしても、何千、何万部発行しても 発行や送付にかかるコストはほとんど変わらないのが一番ありがたい。
大抵のメルマガは、ヘッドラインや記事に続いてURLが記され、 より詳しいホームページへと誘う仕掛け。 いまやホームページを企画デザインするときには、 メルマガをどう連動させていくかが一つの鍵ともなってきた。
「メルマガは非常に有益で楽しみ
となっております。」
昨年開催された日本IBM主催の情報バリアフリーフォーラム1999の 基調報告の中での、国立福岡視力障害センターの厚生教官であり ご自身も視覚障害者である塚原幸雄氏の言葉に正直ハッとした。
メルマガの特長は何よりもテキストベースにある。 読み上げソフトで難なく読めるし、通信は軽くモバイル端末でも受け取れる。 一方、たとえばバリアフリー対応コンテンツのホームページ、 声で届ける週刊誌は、「サンデー毎日」や「週刊現代」、「AERA」などの目次を RealPlayer形式の「声」で聞くことができるが、 音訳ボランティアさんの協力とそれなりの通信回線が必要だ。
たかが0.1%のヒット(URLのクリック)を得るために、 これからますます増えていくメルマガの数。 でも誰でもうまくいくわけではない。 たとえば、売れっ子ホームページデザイナは、 メルマガの登録者数を増やす仕掛けや、ヒット率を高めるちょっとした工夫も ちゃんと知っているのだ。
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