空想、思想を製品化する

ドラえもんの鉄がく

という本を必要な参考資料だと言って7年程前に会社で買ってもらった。
領収書を回したら早速経理部から内線電話がかかってきた。

経理部:
「これはどんな本でしょうか?”鉄がく”の漢字がおかしいようですが。」

わたし:
「”どこでもドア”や”竹コプター”の実現可能性について書いた本です。
空想のモノに対して技術予測しながら説明していく表現を参考にしたくて。」

経理部:
「わかりました。漢字は間違っていないのでしたら結構です。では。」

という感じで、経理部をまんまと煙に巻くことができたのだが、 「こんなこといいな、できたらいいな」の気持ちが大切だと感じる。
ドラえもんに出てくるものは少しばかり未来の道具だけれど、 思い付く道具はとにかく実現性を考え、
ノリでプロトタイピングして、即デモしてしまうのが理想だ。 特に昨今IT分野では、デモができないことは
エンジニアとして恥ずかしいことなのだ(自戒の気持ちを込めて)。


空想生活

(エレファントデザイン運営)というサイトがある。 エレファントデザインは遊び心や大胆さあふれるデザインをデザイナから募る。
それを登録ユーザに商品として企画提案し、 採算が合う予約者数を超えたらメーカに作ってもらうという仕掛けである。
以前は空想家電という名前だったが、最近は照明や音響機器、冷蔵庫といった家電ばかりでなく、
椅子やカバン、携帯電話カバーなども提案アイテムにあがっていて見ているだけでも楽しい。

多品種少量生産とはまた違うビジネスモデルだ。


Morphy One

という 「PC/AT互換アーキテクチャをベースとした乾電池で長時間運用可能な」
パームトップPCを産み出そうとしている有志の集まりがある。 Morphy
Oneは、メーカー製と違って既存機種やOSとのしがらみがないので、
ハードウェアばかりでなくソフトウェア資産も一から創り上げることができ、 より自由な思想を実現することができるのだ。

そういえば最近は「空想の世界に浸ること」が現実逃避とか言われて
めっきり悪いことになってしまっている気がする。本来心の栄養だと思うのだが。
そうだ、この夏休みは空想して何かモノをスケッチすることにしよう。 おっとその前に夏休みが空想にならないように。



参照リンク

ドラエもんの鉄がく(国際ドラえもん学会編/日刊工業新聞)

空想生活(エレファントデザイン)

Morphy
One