インターネットでNBAを観よう

NBA
(全米プロバスケットボール)
が開幕した。 マイケル・ジョーダンと競った世代の衰えは明らかで、
今シーズンは次世代のトップ争いが本格化する群雄割拠の時代に入ったようだ。 2年に一度、日本で開催されているジャパンゲームは欠かさず観戦しているが、 今回からホームページでチケットの予約できるようになった。
発売日に慌てなくてもすむのはありがたいことだ。

日本にいながらにしてNBAを楽しむ法

日本にNBAファンがこれだけ増えたのは、NHK-BSの放送が始まってからだろう。
今では、衛星放送やケーブルテレビに番組を提供しているスポーツ・アイ-ESPNでも毎週放送しているし、 スカイパーフェクTV!では毎日ライブで放送してくれる。 頑張れば1シーズン250試合以上楽しめる計算だ。

NBAの楽しみ方はテレビだけではない。 NBAは早くからインターネットを利用したファンサービスに取り組んでいる。
選手のデータベースチーム成績個人成績各試合の詳細な統計情報試合結果の解説はもちろん、 毎日ハイライトシーンをリアルビデオを使って無料で公開している。 それだけではない。
毎日5〜10試合はあるNBA の全試合をインターネットラジオで中継している。
しかも、応援するチームによってホームとアウエイの二つのバージョンがあるのだ。

スポーツ専門チャネル ESPN
が提供する NBA のページでは、 ゲームキャストという凄いシステムがある。
何分何秒にどの選手がどこからどのようなシュートを放ったか、誰が何点入れて、
何本リバウンド取っかなど、画像以外のあらゆる情報が時々刻々と更新される。 それにしても、これだけのデータをリアルタイムで入力するには、
100人近いスタッフが必要なはずだ。 テレビ中継を見ながら現在の戦力分析をチェックするもよし、
試合後にお気に入りの選手の活躍をじっくり振り返るのもよい。

さらに進化するNBA

NBAはプロスポーツが今インターネットでできることは、 あらかた実現してしまったようにみえる。
質の高い情報や音声中継などは有料化し、ビジネスとしても成功している。 今後さらにどのように進化するのだろうか。

ひとつはケーブルテレビや衛星放送に代わるインターネットテレビ中継であろう。 家庭に来る回線速度が数メガビット秒になれば、
テレビ品質で中継することは技術的には難しくない。 なんと言っても、インターネットのチャネルは無限にあるので、
別々のアングルからの4画面同時中継も簡単に実現できるし、 ゲームキャストのような戦況分析も一緒に表示できる。
お気に入りのプレーヤーをひたすら追いかける「ジョーダン・ビジョン」も 一つは欲しいところだ。

もうひとつは、さらに詳細なデータの分析と提供だ。
IBMはマーケッティングや経営分析で使われるデータマイニングという技術を用いて、 膨大なデータから選手を評価する先進スカウトシステムを開発した。 このシステムを使うと誰が誰をディフェンスしたときに一番有利になるかなど、
非常に詳細な戦力分析をすることができる。 年棒を決めるのにも使えそうだが、やはり試合前の分析を楽しみたい。
究極まで進めば、コービー・ブライアントが右に抜くときには左肩が2cm上がる、 みたいな癖まで分析されてしまうかもしれない。

まだ、シーズンは始まったばかり、今年も NBA から目が離せない。